кунинокотоブログ

ユーラシア大陸と食べ物と区画とメタル

スウェーデン体験記とSounds of a Playground Fading

海外旅行したことをとある人(結構海外旅行する勢)に話したら、「ヨーロッパのご飯食べ続けるとやっぱ日本食が恋しくなるよねー」と言われたけど1週間ぽっちのスウェーデンでは全然恋しくなりませんでした。というご飯に関する話。

 

スウェーデンで驚いたことその⑦:野菜とか魚介類のバリエーションが少ない

勿論レストランとか行くとそれ限りではないんですが、ホテルの朝食ビュッフェを見る限りサラダバー的なものは一切無く、野菜は生のトマトとキュウリとパプリカ、豊富と思われた魚介類はサーモンとニシンの酢漬けが基本でした。

自分はちゃんとしたホテルを2箇所泊まったつもりなのでこれがスウェディッシュスタンダードスタイル??日本のホテルだとサラダバーとかあるのにね。てか日本でビュッフェというと和洋折衷で結構色んなものがあって目移りしちゃうイメージだけど、こちらのはホントに北欧の朝食!特別なものは何もない!って感じでした。

そのかわり、パン(knäckebrödと呼ばれるクラッカー的な薄い堅パン含む)、チーズ、ヨーグルト、シリアル(コーンフレークとか種みたいのとか含む)はめちゃくちゃ豊富で楽しかったです。

 

スウェーデンで驚いたことその⑧:寿司屋が異様に多い

日本が世界に誇るSUSHIですがスウェーデンには大量にありました。意外だったのは、「日本料理屋」としてあるというよりは、完全に「寿司屋」としてローカルに溶け込んでいること。きっと現地食のひとつになってんだろうな。

スウェーデン料理をめいっぱい食べたかったので寿司屋には入りませんでしたが、やはり皆さんテラス席でワインとか飲みながら寿司を楽しんでいて、日本的な握り寿司はそこまで多くない…と見せかけてお皿いっぱいにサーモンの寿司のみを注文しているストイックなお客さんもいました。でも、北欧のサーモン寿司、めっちゃ旨そう。

あと寿司屋と並んでケバブ屋も多かったです。これは移民大国スウェーデンだから?

 

 

Sounds of a Playground Fading

Sounds of a Playground Fading

 

インフレイムスの話をすると、自分がA Sense of Purposeを聴いて彼らにハマり始めたのが2008年の初夏ごろ、そっから約半年後の2009年1月にギタリストのイェスパーがアル中でツアー離脱、さらにそっから1年後の2010年1月にイェスパーが脱退。

そんなこんなでヤバくね?ってなりつつ、ビョーンがギタリストになる前のギタリストだったニクラスをリズムギタリストに加えて(1回目の加入当時はリードギタリスト)2010年の冬から作り始めたのが今作。

ニクラスはレコーディングに一切関わってないのは、ビョーンの「インフレイムスの看板は俺が守る」的な意地を感じます。

んで、曲の方はというと、見事なまでに前作A Sense of Purposeの方向性のグレードアップ版。曲のカラーがとてもよくにてますが、音作り的にも曲作り的にも迷いがない。というか、単純に良い曲が多くて音にも迫力がある。発売当初はイェスパーがいないことや、純粋にメロデスじゃないことから割と叩かれてた気がしますが普通に名盤じゃねと思ってました。あと、なんとなくClaymanっぽさがあるような気が…しかし自分はSounds~のが好きです。

アンダースのボーカルスタイルがどんどん変わっていってるのは言わずもがなですが、個人的には作品を重ねるごとに器用さを増しているダニエルのドラミングがこのアルバムでさらに磨きがかかった、というかメロデス出身の域を飛び越えてかなり個性的になっているように感じます。

なんというか…ギターとドラムがメロデス由来の”あの感じ”とはかけ離れているためにこのアルバムのメロデス臭の無さにつながってるとは思うんだけど、それでもただ単に流行りのスタイルのメタルバンドとも異なってるのはダニエルのドラムが個性的だからかなあ…と思ったり。コロニーの頃とはホントに別人だわ。

 

このアルバムでの来日はラウパとなったわけだけど、リルート以降の曲メインで固めつつも今作含めチョイスする曲がすごくいい感じだっただけでなく、全然期待してなかったブレットライドとエンボディやってくれて涙で前が見えなかったわホント…

というわけでその時の補正も混じって本当に好きなアルバムですコレは。それに自分はギタリストじゃないからイェスパーの偉大さもよく分からないし、初めて彼らを生で見た時からすでにビョーン/ニクラス体制だったから特に違和感もなかったしね…

 

シングルのDeliver Us含め、最近もライブでやる曲は前半に集中してる感ありますが、自分はDarker Times以降の後輩の流れが大好きです。慟哭メロデススタイルのA New Dawnから新境地なのに名曲というLiberationにかけて涙が止まらんですわ…とりあえずこのアルバムを聴いてビョーン/アンダース体制もイケるなと思ったのでした。