кунинокотоブログ

ユーラシア大陸と食べ物と区画とメタル

2018年新譜まとめ

2018年には色々なアーティストの新譜を聴きました。かっこいいな~と思ったものな沢山ありましたがその中でも印象的だったヤツを。備忘を兼ねて。

 

The Burning Cold/Omnium Gatherum

The Burning Cold

The Burning Cold

 

とにかく良過ぎ。今年一番聴いたアルバムかも。現在進行形で傑作を聴けて嬉しい。

疾走一辺倒系ではないけどなんか良いんだよな~。

初っ端のGods Go Firstから独特のメロディと、4つ打ちからのツーバス連打になだれ込むリズミカルなドラムによるリズムにノックアウト。続くRefining Fireも同様に悶絶メロだし、6曲目のThe Fearless Entityなんて慟哭するなというのが無理。

典型的な疾走はあまりしないのかな?と思いきや何故か後半のDriven by ConflictやPlanet Scaleでしっかり疾走します。非の打ち所がない最強のアルバム。


Day Of Salvation/Thousand Eyes

DAY OF SALVATION (初回限定盤:CD+DVD)

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 日本のメロデスバンド。すげえ良い。

日本のメロデスは(日本に限らずだが)テクニカルになりがちというか、ブラダリっぽくなりがちな気がするんだけど、これは程よくテクニックも魅せつつ、基本はクサメロ慟哭系メロデスなので老害も安心して涙を流せる。

そして日本のメロデスって日本人の好みのツボを突き過ぎィ!


Queen Of Time/Amorphis 

クイーン・オブ・タイム【通常盤CD(日本盤限定ボーナストラック収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付)】

クイーン・オブ・タイム【通常盤CD(日本盤限定ボーナストラック収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付)】

  • アーティスト: アモルフィス,トミ・ヨーツセン,エサ・ホロパイネン,トミ・コイヴサーリ,オーリ=ペッカ・ライネ,サンテリ・カリオ,ヤン・レックベルガー
  • 出版社/メーカー: ワードレコーズ
  • 発売日: 2018/05/16
  • メディア: CD
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安定のアモルフィス。初めて聴いたときは”普通”な名盤かな?と思ってたけど繰り返し聴くうちにそのいぶし銀なメロデスの魅力が滲み出てきて評価が上がってきました。まあアモルフィス信者ってのもあるけどね。

惜しむべくは、せっかく復帰したオーリ=ペッカ・ライネの曲が無いこと。ボートラで1曲作っているらしいですが、次は本編で名曲を書いてくれることを期待します。


好きなら問わない/ゲスの極み乙女。

好きなら問わない(通常盤)

好きなら問わない(通常盤)

 

 言わずと知れた日本のロックバンド。

いつもクオリティ高いけど今回は輪をかけて高いと思う。あざといと言われようがあざとい曲大好きなのでしょうがないね。


Senshi No Seishin/Senshi

Senshi No Seishin

Senshi No Seishin

 

 セルビアのメタルバンド。セルビア?旧ユーゴスラビア諸国なんですね、今行きたい国トップに君臨してます。日本好きメタルバンドは割と多いですが、ゴリゴリのメタル・ハードコアというよりはなんかこう、ボーカルが吠えてないというか、skindred的な感じが良いです。

曲も良い意味でメタル的な緊張感が無いというか…第一印象よりは個性的でかなり気に入りました!


ツン×デレ/神聖かまってちゃん

ツン×デレ

ツン×デレ

 

改めて聴いてみるとやっぱ名盤だわこれ。ただイカれてるだけじゃなくて、曲として純粋にかっこいいです。アルバム通して水準が高い。

巷では以前の代表曲からのシリーズものである1曲目を推す声が多いけど、2曲目の塔を登るネコから醸し出るなんとも言えない狂気、なかなかここまで吹っ切れられないのでは…不覚にもなんかこれは日本のポップロックシーンが誇る先進的なバンドなのでは?とか思ってしまった…


H.O.T/Nulbarich

H.O.T(通常盤)

H.O.T(通常盤)

 

これもかっこいい。個人的にサチモスの新譜が最初の2曲以外は普通…って感じだったのに対してこのアルバムは最後まで割とだれないです。どっちが良いかは完全に好みだけど、個人的にはロックなノリがある分ナルバリッチの方が好きでした。リズムがはっきりしてるし、メロも好みだしね。

 

DAPPER/SOIL&"PIMP"SESSIONS

DAPPER(通常盤)(CD)

DAPPER(通常盤)(CD)

 

 これはこれでアリ!って感じの名盤です。こういうクラブジャズ的アプローチのアルバムは今のところこれだけっぽいし、この路線で今後も行かない限りはザ・スクエアのスターズアンドザムーンみたいな、ちょっと番外編的な隠れ名盤みたいな扱いになりそう。

Brothers & Sistersの頃も懐かしいけど、あの頃のテイストも今後は要所要所で取り入れてくれれば良い感じになりそうだけど、とりあえず正規サックス奏者を加入させよう。


Elements/Caliban

ELEMENTS

ELEMENTS

 

 ドイツのメタルコアバンド。

同胞が次々とメタルコアを捨てる中、割とメタルコアをやってる感じだと思う。でもその中でも色々と新機軸を入れたりして、昔のファンを切り捨てずに時流に合わせてる感じ。正直ちゃんと聴いたのは初めてですが気に入りました。 


To Drink from the Night Itself/At The Gates

To Drink from the Night Itself

To Drink from the Night Itself

 

 古株メロデスおじさん達の本気を感じましたね。といっても地味といえば地味なんですが。それでもファンが喜ぶ要素はばっちり入っているので好きです。初期のエッセンスも復活したと言えなくもないですが、当然ながら初期2枚の滅茶苦茶な曲展開に比べるとかなり整合性があるのであそこまでを期待すると肩透かしかも…


Heaven Doesn't Want You and Hell Is Full/We Sell The Dead

Heaven Doesn't Want You and Hell Is Full

Heaven Doesn't Want You and Hell Is Full

 

スウェーデンフィンランドの混合バンド。スパベガのアポロやインフレイムスのニクラス含めた3人がスウェーデンでドラムの人が元HIMなのでフィンランド。ダウナーな鬱系メタルとかゴシック系ってあまり繰り返し聴こうと思えないんだけど、これは何故かちょいちょい聴きたくなった。なんでだろ。

 

Love Will Kill All/Bleeding Through

LOVE WILL KILL ALL

LOVE WILL KILL ALL

 

 アメリカはカリフォルニア州メタルコアバンド。一度の解散を経て復活したんですが、笑っちゃうくらい何も変わってない。つまり最高。まあ、新譜を聴く意味…となってしまいかねないですが。


A Complex Of Cages/Barren Earth

A Complex of Cages

A Complex of Cages

 

意外とプログレ風味も強かったので、これじゃあオーペスじゃないか~~とか思ったりもしましたが、本家がもうこういうスタイルは絶対やらなそうなので存在意義としては十分すぎるほどあります。

キーボードのキャスパー(元アモルフィス)が抜けちゃったのは残念だが、ベースのよオーリ=ペッカが居ればこのバンドは安泰だわ…と思ってたらアモルフィスに正式復帰してしまった。このバンドは一体どうなっちまうんだ…


Cobra Speed Venom/The Crown

Cobra Speed Venom

Cobra Speed Venom

 

復活してからの中では最高の出来だと思うし、復活前と比べても良い線行ってると思う。

まあ一度ファンがついちゃうと過去作と比較されるのはしょうがないのでそれは割り切るとして、彼らに求められていることは全て満たしてると思います。


Eyes Set To Kill/Eyes Set To Kill

Eyes Set to Kill

Eyes Set to Kill

 

 アメリカはアリゾナ州スクリーモバンド。いつの間にかスクリームボーカリストが抜け、姉妹の片割れだったベーシストも抜けて割と原型をとどめていませんが如何にも彼女らっぽい曲調は健在。ただ女性ボーカルだけになってスクリーモって感じはなくなったけど、これによってヘイルストームっぽい声を張り上げる系ハードロックみたいな感じになってて、これはこれで時流に沿ってる気がする。

曲自体は粒ぞろいと思うんだけど、曲調がどれも似てるところが何とも歯がゆい…


Unsung Prophets & Dead Messiahs/Orphaned Land

Unsung Prophets And Dead Messiahs

Unsung Prophets And Dead Messiahs

 

前作に比べるとスクリームも復活して、プログレデスっぽさもある、気がする。

くどすぎるほどの中東感、メタルらしからぬ神々しさ、メロのキャッチーさはこれまで通りで、デス声の曲が1曲しか無かった前作に比べるとデス声も割と復活していて、ああ良かった、ボーカリストが何かに目覚めてデス声封印しちゃう訳じゃなかったのねって感じでお気に入りです。今年の来日公演もめっちゃ良かったし。


Libyan Glass/Unchain

LIBYAN GLASS

LIBYAN GLASS

 

 日本のロックバンド。如何にもおしゃ~な感じは相変わらず、曲も良いと思います。


Galaxy of the Tank-top/ヤバイTシャツ屋さん

Galaxy of the Tank-top(初回限定盤)(DVD付)

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はちゃめちゃな感じ、好きです。ここ最近はこういう冗談とも真面目ともつかないバンドでもわりかしセールスあげてるから頼もしい限り。

 

 

 

以上!!!!!!!!!!!